社員が語るOKAMURA
私たちだけでは発電所は作れない。
でも、私たちがいないと発電所は作れないんです。
でも、私たちがいないと発電所は作れないんです。
営業2課 課長
池内 理夫(40)
(2006年 中途入社)
インド、ベトナム、タイなどの東南アジアの国々に行くたびに、学生時代からのバックボーンである「グローバルな仕事がしたい」という思いを実現できたことに大きなやりがいを感じています。中途採用で入社し、今年で14年目。部品の買い付けや技術検査、打ち合わせなどで、昨年は合計でおよそ40日間を海外で過ごしました。
私たちの仕事は、大手重工業などの取引先企業が、国内外から火力発電所や上下水道などのインフラ設備の建設を受注し、そのプロジェクトへの参画の打診をいただくところから始まります。
2課の人員は私を含め計7人。取引先別・商品別に担当を分け、総予算が600億円だとしたら「600億円のうち、当社が受注できるのはいくらか」という情報収集に私達は精力を注ぎます。
OKAMURAは、特定の部品においてのスペシャリスト。たとえば火力発電所に必要不可欠な冷却水には、稼動コストを抑えるために海や河の水を使いますが、その水を浄化する機械を手掛けているのが私たちです。決して目立つとは言えないニッチな世界の仕事ですが、「私たちの仕事がなければ、発電所は作れない」という自負があります。
プロジェクトを進める上で欠かせないのが、取引先のお国柄を掴むことです。私もOKAMURAで東南アジアの国々と密に接するようになり初めて知ったのですが、海外企業は、ビジネスに関しても納期や進捗管理の捉え方が日本とは違います。
正直、初めは困りましたね。
ですが、それぞれの国の文化を知っていくことはおもしろかった。国ごとの特徴や色が見えるようになると、自分の中で新しい観点で物事を見ることができるようになるんです。今ではそれぞれのお国柄に合わせた出張のスケジュールを組むことで、大概の事態には対応できるようになりましたが、それでも出張に行くと毎回新しい刺激があります。入社前に比べると格段に視野が広がったとはいえ、そういう意味では40歳になってもまだまだ発展途上なのかもしれません。
当社には、様々なタイプの営業マンが活躍しています。真面目なコツコツタイプはもちろんですが、私のように緻密な作業が苦手でもチャレンジ精神が旺盛なら、個性を活かせますよ(笑)。失敗は当たり前。積極的な姿勢で取り組んだ結果の失敗なら「いい失敗」と受け止めてくれる社風があります。私も色々なことがありましたが、全ての経験が今の自分につながっています。上司や仲間が次の方法を一緒に考えてくれることに感謝していますし、自分もそんな存在でありたいと思っています。
将来的には、自分たちが元請けとなってクライアントと一緒に設備全体を手掛けたいですね。小さい発電所であってもいいんです。自然エネルギーを利用した発電の需要の高まりに比例し、これからは設備自体もコンパクトになっていく時代。求められるのは、言うならば“インフラコンサル”のような存在です。
「その国の発展のために必要なことを、クライアントと一緒に考えていく――」
これこそ正に私たちOKAMURAの得意分野。約90年の歴史で培ったノウハウを発揮していくことが、今から楽しみですね。